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「頭が痛い」ときの自己診断~その痛み、放っておいても大丈夫か?医療

第5回 薬物乱用頭痛とは~頭痛薬に頼りすぎてはダメ(1/5ページ)

2014.03.19

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頭痛外来で診察している吉井クリニックの医師、吉井信哉氏のアドバイスを元に、最新の頭痛治療についてコンパクトにまとめたシリーズの最終回。頭痛外来などへ受診する際の参考になれば幸いだ(第1回第2回第3回第4回)。

構成:荒川直樹

 このシリーズでは、慢性頭痛をもたらす代表的な病気である「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の症状の特徴、治療方針について解説してきた。こうした慢性頭痛のうち片頭痛や一部の緊張型頭痛の治療過程で、長期間頭痛薬(市販鎮痛剤や非ステロイド性消炎鎮痛剤)やトリプタン製剤(片頭痛治療薬)を頻回に飲み続けていると、病気の状態が変化していくことがある。

 例えば、「治療を続けているのに、最近、頭痛がひどくなった」「頭痛が頻回にあり、週4~5日は頭痛薬を飲んでいる」「頭痛薬を飲んでもあまり効かず、すぐにまた飲んでしまう」といった症状である。頭痛があるから頭痛薬を飲むのだが、あまり飲みすぎるとかえって頭痛がひどくなることがあるのだ。近年、頭痛治療の専門家は、こうした状態を「薬物乱用性頭痛」と呼び、注意を呼びかけている。では、どのような状態が薬物乱用性頭痛なのか。症状の主な特徴を以下に示した。

□頭痛のために頭痛薬を3カ月以上定期的に飲んでいる
□頭痛は1カ月に15日以上ある
□頭痛発作が不安で、つい頭痛薬を予防的に飲んでしまう
□頭痛のため1カ月に10日以上頭痛薬を内服している
□頭痛の頻度が少しずつ増え、症状も悪化している
□朝早くから頭痛が起こることがある
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