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「頭が痛い」ときの自己診断~その痛み、放っておいても大丈夫か?医療

第5回 薬物乱用頭痛とは~頭痛薬に頼りすぎてはダメ(2/5ページ)

2014.03.19

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クスリの飲み過ぎが原因。市販の鎮痛薬を飲んで起こる人も

 薬物乱用頭痛は、どんなタイプの頭痛でも起こりえるが、患者が多いのは片頭痛だ。片頭痛は日常生活に支障を来たすような頭痛症状を示すことが多いが、悩んでいる人は頭痛の専門医にかかることがなく、市販の頭痛薬(特に数種類の鎮痛成分を含む合剤)を使用し続けている場合が多い。このような頭痛薬を飲み続けているとだんだん頭痛の頻度が増え、症状も重くなっていく場合がある。これが薬物乱用性頭痛だ。

吉井クリニック副院長 吉井信哉氏

 吉井クリニック副院長の吉井信哉氏(以下、吉井氏)は、「こうした患者は常に頭痛薬を持ち歩き、症状が出るとすぐ服用するようになります。薬が効いているうちは、少しは痛みが治まっていますが、作用が切れてくると痛みがぶりかえし、さらに服用する。そうしたことをくり返すうちに、最初のうちは月に数回起きていた頭痛が、やがて毎日起こるようになってしまいます」と話す。

 薬物乱用性頭痛は、医師の治療を受けている患者に見られる場合もある。片頭痛では、頭痛発作が起こるときにタイミングよくトリプタン製剤を用いることが重要だが、「痛みがきたらどうしよう」と不安に駆り立てられ、ついつい治療薬を頻繁に服用することで、逆に頭痛の頻度や程度、持続時間が増加。より慢性化した頭痛になってしまうのである。特に頭痛治療に慣れてない医師は、患者の要望に従って治療薬を処方してしまう場合もあるので要注意だ。

 吉井氏は、「月に10日以上頭痛薬を飲む人は、一度、頭痛治療に積極的に取り組んでいる医師に相談してほしい」と注意を喚起する。

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