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梶原しげる:【288】「何かあったら先生が助けに行くから」 師はソチ五輪で、そして大雪の山梨で愛弟子の気持ちを受け止めた!(4/7ページ)

2014.02.27

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何かあったら助けるのが僕の役目だ!

「雪が先週並に降るとすれば、あと2日程度、この状況が続くものと思われます。万が一それを上回ればさらに事態が長引くことも覚悟しなくてはなりません。もちろんそうならないよう、私ができることは全てやらせていただきます」

「なお私から一つお願いです。男子学生の皆さんはトイレを外で御願いできますでしょうか?女子学生の皆さんはお風呂の水をトイレに使用いたします。恐れ入りますが大事にお使い下さい」

 毅然とした態度で整然と語る支配人の言葉、態度振る舞いに若い学生達の戸惑いの顔が引き締まったのを國廣さんは見逃さなかった。

「非常時を生き抜くため先輩である自分のリーダーシップが問われている。若い学生を束ねるのは自分の役割だ。何かあったら助けるのが僕の役目だ!」

 支配人に続いて國廣さんが部員達に大声で告げた。

「早速ですが緊急対策本部を設置します。年長の僕がリーダーを任せてもらいます。サブリーダーはA、B、C君でいいですか?」

 放送現場のエピソードを楽しく語る「面白い先輩」はすっかり「頼もしい先輩」として語りかける。「若者達の依存の対象としての自分」を意識したかのようだ。

「仮設トイレ作りの段取りはサブリーダーから個々に伝えます。女子は支配人の指示で食事の支度を始めて下さい。なお、もう一つお願いがあります。皆さんの持っているスマホ・携帯はいざという時の連絡手段として大変貴重になって来ます。停電で充電ができません。よほどのことがない限り使わないで下さい。皆さんのご自宅へは東京にいる仲間から全員の無事をそれぞれにお伝えする方法をとらせていただきます。東京への指示は僕が一括して連絡します」

「また、我々がここに閉じ込められていることを救助機関にアピールするためTwitterを使います。フォロワー数が多い人は名乗り出て下さい。個々人で不安な気持ちをつぶやきたい気持ちも分かりますが、バラバラにいろいろな言葉でこの状況を発信すると、思わぬことで誤解が生じ、炎上騒ぎに巻き込まれることが考えられますから(実際に、その後、男女が同じ宿泊施設で閉じ込められたというだけで、不謹慎な書き込みがなされているから、この時の彼の判断は正しかった)控えて下さい」

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