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大前研一の「産業突然死」時代の人生論ビジネス

大前研一:次々にハード投入し自ら首を絞めた任天堂、復活の鍵は何か(1/5ページ)

2014.02.12

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 スマホ対応を断固拒否し、家庭ゲーム専用機向けのコンソールゲームにこだわる任天堂が、健康事業という新たな軸を打ち出した。これにはマーケットもさすがに失望している。

スマホソフトは供給せず、岩田社長は続投

 任天堂の岩田聡社長は1月30日の経営方針説明会で、スマートフォン向けに「任天堂のソフトを供給することはしない」と語り、健康をテーマにした新規事業を展開すると発表した。これまでゲームを主力としてきた任天堂の事業領域を一歩広げて考えるということで、今年中に事業の内容を示し、2015年度中に開始するという。

 岩田社長も就任当初は携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」や据え置き型ゲーム機「Wii」を矢継ぎ早に投入するなど調子が良かったものの、最近は迷走している感が否めない。任天堂は業績不振が続いているが、岩田社長は辞任を否定し、役員報酬をカットしながら続投するとしている。つまり、給料カットを通じて不振は認めるが、経営者としての責任は取らない、ということだ。

 ゲーム業界はコンソール型からスマホ型へ大転換する「スマホショック」に見舞われ、旧来型のゲームメーカーは苦戦を強いられている。任天堂も例外ではない。

 その岩田社長が新規事業を展開するということで注目を集めたのだが、肝心のスマホには対応せず、健康事業を展開するということでマーケットは失望した。ゲームについてはあくまでも従来型のコンソールゲームにこだわるというのである。

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