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「頭が痛い」ときの自己診断~その痛み、放っておいても大丈夫か?医療

第4回 群発頭痛には皮下注射治療が効果的(2/5ページ)

2014.01.23

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周期的にやってくる群発期。働き盛りの男性を襲う

 比較的狭い震源域において、立て続けに起こる地震を「群発地震」というが、群発頭痛もまさにそんな状態で、一定期間群れをなして発生する。一般的に頭痛の多くは男性より女性の患者数が多いのだが、群発頭痛は男性に多くみられ、女性の3~7倍ともいわれる。男性は29歳~40歳、女性は24歳~40歳が多く、年齢が上がるごとに少なくなる傾向がある。理由は定かではないが、女性の場合、50歳代にもう一つの小さなピークがある。

吉井クリニック副院長 吉井信哉氏

 吉井クリニック副院長の吉井信哉氏(以下、吉井氏)は、「非常に辛い頭痛ですから、患者さんもいろいろと調べて病院にやってくる。来院してすぐ『私は群発頭痛です』と切り出す患者さんも少なくありません」と話す。このように、症状は激しくとも、なかなか満足のいく治療にたどり着けていない患者さんが多いのも群発頭痛だ。

「頭の痛みが強いので、痛みで涙が出ていると感じる人や、眼の周りや側頭部に激しい痛みが発現するため、歯や鼻の奥に原因があると思って眼科や耳鼻科を受診される方もいらっしゃいます。有病率は250~1500人に1人といわれ、片頭痛に比べると少ないのですが、決して稀な病気ではありません」(吉井氏)

 激しい頭痛が起きて救急車を呼び、病院にたどり着く頃には症状がなくなっていることもあり、たとえ検査をしても明らかな異常を示さないためそのまま返されることも多々ある。数時間で症状がおさまるため、受診する際には症状がないことが多いので、病院で適切な治療を受けず放置されることが多い。群発頭痛と診断されるまで平均11箇所の医療機関を受診する、という報告もある。

 吉井氏は、「群発期にはQOL(生活の質)が大幅に低下する病気なので、群発頭痛の特徴をよく知っていただき、頭痛治療に積極的に取り組んでいる医師に早めに相談してほしい」と注意を促す。

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