トップ > 梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」 > 梶原しげる:【280】都市伝説的に広がる俗説を一刀両断!新語満載の「三国」(三省堂国語辞典)がスゴイことに!

梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」ビジネス

梶原しげる:【280】都市伝説的に広がる俗説を一刀両断!新語満載の「三国」(三省堂国語辞典)がスゴイことに!(6/7ページ)

2013.12.26

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「俗な用法」と注釈を加えてしまう他社の辞書

A社の場合
「全然」(副詞)
(1)下に打ち消しの語を伴って、ちっとも~ない、まるで~ないと同様に「全然変わらない」のように使う。
(2)(俗な言い方で)下に打ち消しや否定の語を伴わず「とても」「もの凄く」の意味で使う。例「全然素晴らしい」
(3)(俗な言い方で)程度の差がはっきりしている様子。例として「私より全然若い」

 A社の辞書は、「後ろに否定形を伴う」もの以外を「俗な言い方」として紹介するにとどまっている。

B社の場合
「全然」(副詞)
全く。ア(後に打ち消しの言い方や否定的な意味の表現を伴って)まるっきり。例「全然読めない」「全然だめだ」
イ「全然平気だ(後ろが打ち消しでないケース)」は「全然気にしない(後ろがキッチリ否定)」「全然構わない(後ろが打ち消し)」との混交か。~(全然を)「非常に」「断然」の意味で使うのは誤用

 B社の辞書は、「全然」を肯定的に使用するのは誤用とはっきり言い切っている。

 テレビのクイズ番組などに引用されることの多いC社の辞書にはこうある。

C社の場合
「全然」
一(名詞)全くその通りであるさま。全てにわたるさま。
二(副詞)(1)すべての点で。すっかり。(2)(下に打ち消しの言い方や否定的意味のことばを伴って)全く、まるで。例「全然わからない」「全然駄目だ」(3)(俗な用法で、肯定的にも使う)全く。非常に。例「全然同感です」

 これは「俗な用法で」と断りながらも比較的「許容的」な感じだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー