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「頭が痛い」ときの自己診断~その痛み、放っておいても大丈夫か?医療

第3回 緊張型頭痛には頭痛体操が有効、オンとオフを切り替え上手にリラックス(3/5ページ)

2013.11.22

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緊張型頭痛の「予防薬」「治療薬」「環境改善」

 緊張型頭痛は、身体的ストレス、精神的ストレスが関係している頭痛だが、実は痛みの発症メカニズムは患者ごとに異なる複雑な頭痛でもある。頭痛の専門医は、頭痛の頻度や随伴症状などを考慮して、それぞれの患者に合った対処法を検討するという。

予防薬

「緊張型頭痛の予防法は、毎日適度な運動を心がけること。職場環境や生活環境のストレスなどがたまりがちな人は、環境改善をするよう工夫が必要です。患者によっては、うつ病などを背景に持っている場合もあり、頭痛の診断を行うときに、『質問票』によるうつ病のスクリーニングを用います。うつ病が疑われる場合には心療内科や精神科へ受診を勧め、頭痛症状については引き続き治療を行っています」(吉井氏)

 緊張型頭痛の予防薬として抗うつ薬(三環系抗うつ剤、NaSSA)などを通常量より少量用いたり、抗不安薬を用いる。また、以前に片頭痛を患っていた人は、加齢とともに症状が緊張型頭痛のような症状に変化する場合もあるので、そうした場合には片頭痛のための予防薬を処方すると効果がみられるという。

治療薬

 緊張型頭痛に対して、運動療法や入浴などをしても症状が改善しないならば、薬を内服する。内服薬には、痛み止めである鎮痛剤あるいは非ステロイド系消炎鎮痛剤を用いる。頭痛症状が2~3日で治まればいいが、連日症状が出現しているような慢性緊張型頭痛の場合は、頻回に痛み止めを飲むこともあり、時として痛み止めを飲み続けることにより頭痛症状を頻繁に起こす「薬物乱用頭痛」という症状になるので注意が必要である。

 また、背景に片頭痛発作を併発している患者も多く、その様な場合には、片頭痛治療に用いられるトリプタン製剤や片頭痛予防薬を中心に治療を行うことにより、緊張型頭痛も軽減される事例がある。

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