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「頭が痛い」ときの自己診断~その痛み、放っておいても大丈夫か?医療

第2回 片頭痛の最新治療 症状に応じて予防薬と治療薬を効果的に服用(4/5ページ)

頭痛治療の最新知識

2013.11.11

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片頭痛の「予防薬」「治療薬」「環境改善」

 片頭痛の原因は完全には解明されていない。しかし、これまでの研究で、片頭痛発作が起こるメカニズムは、何らかの原因により神経終末が刺激されると血管作動物質が出て血管が拡張、炎症を起し、その刺激が脳幹部に伝わり悪心・嘔吐などの随伴症状や頭痛を起こすとされる「三叉神経血管説」が主流だった。

 ところが、ごく最近ではその説と、大脳の深い部分にある間脳あるいは脳幹部に「片頭痛発生器」のようなものがあるとも考えられている。さらに、片頭痛発作時には「セロトニン」という脳内の物質が減少あるいは機能低下することが知られている。現在はこうした最新の医学知見を加味した薬物治療が行われるようになった。

「予防薬」

 慢性頭痛の治療で重要性が高まっているのが頭痛発作の予防だ。吉井氏は、「1カ月に2回以上または6日以上片頭痛発作がある人、あるいは1回の発作のコントロールがつかない人は、予防薬による治療を検討してもいいでしょう」と予防的治療を勧めている。

 片頭痛の予防薬としては、脳神経の興奮を抑えるために、てんかんやうつ病の治療にも用いられる薬剤を応用するほか、脳血管への作用のため降圧剤なども用いる。吉井氏は、「患者ごとに薬剤を選ぶのも専門医の仕事です。便秘しやすい女性では便秘改善薬を併用したり、場合によってはビタミン製剤やハーブティーなどを併用する場合もある」という。まさに患者ごとのオーダーメイドの治療といえるだろう。

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