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「頭が痛い」ときの自己診断~その痛み、放っておいても大丈夫か?医療

第1回 頭痛外来へようこそ 変わりつつある頭痛治療(1/4ページ)

頭痛治療の最新知識

2013.10.29

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 病院で検査しても目立った異常がないのに、慢性的な頭痛に悩まされている人は多い。命に別状はないことが分かっても、仕事の能率が下がったり、日常生活が楽しめないなどの問題をかかえて生活を続けるのは不安だ。最近、こうした慢性頭痛の症状に対する新しい治療法が普及している。頭痛治療に詳しい医師に早めに相談することで、頭痛発作が起きる回数を減らすと同時に、症状を軽減できるようになってきた。
 このシリーズでは頭痛外来で診察している吉井クリニックの医師、吉井信哉氏のアドバイスを元に、最新の頭痛治療についてコンパクトにまとめた。頭痛外来などへ受診するきっかけになれば幸いだ。

構成:荒川直樹

国際学会で慢性頭痛からの開放を宣言

 日本は欧米諸国と比較して、一次性頭痛と言われる片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など、頭痛を主な症状とする慢性頭痛に対する治療の取り組みが遅れてきた。頭痛治療に積極的に取り組んできた吉井クリニック副院長の吉井信哉氏(以下、吉井氏)は、「直接生命の危機をもたらす頭痛の原因の代表には、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血などの病気があり、その早期発見は重要です。しかし多くの患者は、頭の検査をしても異常がない、原因のよく分からない頭痛で悩んでいるのです。これまでは、こうした慢性頭痛の患者さんが適切な治療にたどり着けないことも少なくありませんでした」と話す。

 日本の頭痛治療が大きく変わるきっかけになったのは、2005年10月、第12回国際頭痛学会(坂井文彦会長)が京都で開催されたことがきっかけだ。このとき日本頭痛学会は「京都頭痛宣言」を発表。頭痛治療に対する知識の啓蒙や「認定頭痛専門医」制度の充実などが盛り込まれた。

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