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「頭が痛い」ときの自己診断~その痛み、放っておいても大丈夫か?医療

第1回 頭痛外来へようこそ 変わりつつある頭痛治療(3/4ページ)

頭痛治療の最新知識

2013.10.29

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まずは画像診断・血液検査で危険な頭痛を見極める

 頭痛外来など頭痛治療に積極的な医療機関で受診すると、どのような診断と治療が行われるのだろうか。吉井氏は、「診断においては、まずエックス線CTやMRI(核磁気共鳴画像法)を用いて、命にかかわる危険な病気を早期に発見することが欠かせません」と話す。吉井クリニックでは、年間600件以上の画像診断を行っているが、その約4%で脳血管障害、脳腫瘍、急性副鼻腔炎などの危険な病気が見つかっている。また、血液検査にて全身性疾患(貧血、甲状腺機能障害や、場合によってはヘルペス抗体価)の検査を行う。

「椎骨動脈解離」の病理部分(頭部MRIの画像)

 こうした脳の病気のことを専門的には二次性頭痛と呼んでいる。くも膜下出血や脳出血のような急性の病気だけでなく、患者さん自身が「自分は頭痛持ち」であると思っていても、画像診断してみると脳の中心部に脳腫瘍が見つかったり、酔っ払って頭を強打し、しばらく経ってから頭蓋内の血腫を発見することがあるという。

 吉井氏は「30代~40代の若いビジネスパーソンにも多くみられる椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)は、脳へ血液を送る椎骨動脈の壁の一部が裂けてしまう病気で、強い痛みを伴う症状が現れるので片頭痛と間違えて診断されることもある」という。首をねじるような動きをしたときに強い頭痛が起こるといった場合も要注意だ。

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