トップ > 和田秀樹 サバイバルのための思考法 > 和田秀樹:消費増税時代の自衛術とビジネスチャンスを見つける方法

和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

和田秀樹:消費増税時代の自衛術とビジネスチャンスを見つける方法(1/6ページ)

2013.10.02

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 10月1日の夕方、安倍晋三首相が官邸で記者会見を行い、法案で決まった通り、2014年月から消費税を8%に引き上げることを発表した。

 事前に様々な憶測が流れており、私も増税は確実と見ていたが、既定路線や財務省の決めたことを変えるのはそれだけ難しいというのが率直な印象である。

 このコラムはサバイバルがテーマだが、今回は消費増税からのサバイバルについて考えてみたい。

自営や中小企業の経営者は貯金することを勧める

 私は、消費税率の引き上げが決まってからしばらくは、日本はかなりの好景気になるのではないかと考えている。

 そうでなくても東京五輪開催決定で国民や市況のムードが高まっているのに、マーケット(原則的に大企業や機関投資家は、法人税を下げる原資になると考えているし、財政の健全化を喜ぶ立場にいる)は消費増税を歓迎して、一時的には株価は上がるだろう。その好況感にもってきて、マンションなどの高額商品に関しては、相当の駆け込み需要が見込まれるから、さらに好況感は高まるはずだ。

 ここでサバイバルの点で、もしこのコラムの読者の中に自営や中小企業の経営者の方がいるなら、言わずもがなではあるが、貯金を勧めておきたい。

 消費税というのは、払う側(消費者)からすると、その場で納めるのだが、現実に国庫に入るのは、ものやサービスを売った側があとからまとめて払ってからということになっている。

 私自身、零細企業を経営しているし、文筆業でも納税業者だからよくわかるが、年1回とか、年3回の中間申告を行っている。消費税額が4800万円以上という、まあまあ大きい会社なら、事実上、毎月納めているから忘れることはないのだが、それ以下の中小企業の場合は、納めるときに、それを資金繰りに回してということは十分ありえる話だ。

 今でも、税金が払えなくて潰れる中小企業はたくさんあるそうだが、そうでなくても資金繰りが悪い会社に、消費税が払えないからと銀行が融資してくれるとは思えない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー