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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

和田秀樹:オリンピックに躍らされない子供教育(1/7ページ)

2013.09.19

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 オリンピックの東京開催が決まり、そうでなくても、アベノミクス以降好転してきた日本のムードがさらにイケイケになってきたようだ。

 私自身も、景気というのは、「気」の要素がたぶんにあるので、国民の空気がよくなる、気分がよくなること自体は歓迎している。

 ただ、いくつかの点で、私には腑に落ちないことも多い。

東京一極集中がさらに進み、地方にお金が回らなくなる

 一つは、「なぜ、東京なのか?」ということだ。

 そうでなくても、一極集中が進み、アベノミクスで株価などが上がっても、潤っているのは東京だけという恨み節も、ときに聞こえてくる。

 オリンピックに合わせて、さらに東京のインフラを充実させるだろうし、そのために、本来は復興五輪のはずなのが、復興費用が余計に東京に回ることになりかねない。

 また、海外の観光客だって、東京に集中ということは十分考えられる。

 首都圏直下型などの震災時のリスクなどを考えると、東京一極集中は日本のリスクともいえるのに、さらにこれが推し進められるようになるのは残念だ。マスコミが、とくにテレビのキー局がすべて東京にあるので、その意向にそって大歓迎のムード一色だが、ブラジルでは、すでにリオ五輪に対して、もっと福祉や教育に金を回せというブーイングが始まっているらしい。

 地方にいる人々も、東京のマスコミに流されることなく、冷静に要求すべきことは要求しないと(オリンピックが成功しないと日本の恥ということで、東京のインフラ整備や体育の振興は必須――これは、とりもなおさず、地方にその分お金が回らなくなることを意味する――というような論調はすでに始まっている)、地方のサバイバルは苦しいだろう。

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