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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

和田秀樹:うつ病は軽症のうちに治す! その治療法は?(4/6ページ)

2013.09.06

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カウンセリングがお勧めだが、まだ十分な環境ではない

 だが一方で、激しい攻撃性や自殺のリスクがある以上、周囲がうつ病の薬は怖いことがあることを十分理解してきちんと観察しておかないと、取り返しのつかないことになる。

 そういう点で、薬の副作用が大したことがないような書き方をしたのを反省したし、今回の本ではそういうことに注意を促すようにも努めた。

 ただし、うつ病というのは、悪循環を起こしやすい病気だし、早期治療をしないと脳にダメージが起こるという仮説も長年の精神科医の経験からおそらく当たっていると思える。

 だとすると、薬以外の早期治療を考えないといけなくなる。

 一つはもちろんカウンセリングだろう。

 本欄「うつ病になりやすい思考パターンとテレビ問題」で紹介した認知療法という治療法は、アメリカでも有効性が確認されているし、厚生労働省も有効性を認めている。

 うつになりやすい思考パターンを変えていったり、必要以上に思いつめないで済むようにしたりしていくと、うつ病の人でも気持ちが軽くなることは少なくない。

 そういう形でうつが改善しても、おそらくはセロトニンの出はよくなるようだ。

 早めのカウンセリング、早めの認知療法をお勧めしたいが、まだまだそれらのトレーニングを十分に受けている人は多くないし、認知療法に本来必要なだけの時間をかけていると保健診療では赤字が出てしまうということもあって、実際には十分に受けるのは困難だ。

 臨床心理士や、保険のきかない自費のクリニック(私も行っている)でカウンセリングを受けるのが理想だろうが、金額的には高くついてしまう。

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