トップ > 和田秀樹 サバイバルのための思考法 > 和田秀樹:依存症に対する日本人の認識は甘すぎる

和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

和田秀樹:依存症に対する日本人の認識は甘すぎる(2/7ページ)

2013.08.22

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

わかっていても、やめられない、止まらない

 諸外国では、「依存しやすいものがあれば依存症を生む」という認識がある。

 日本を含めてどこの国でも、覚せい剤や麻薬を禁止し、厳密に取り締まっているのは、その手の物質がかなり高い確率で、どんな人にでも依存症を作ってしまうという認識があるからだ。

 いったん依存症になってしまうと、麻薬や覚せい剤をやっていな時間帯に、ものすごい不快感に襲われたり、さまざまな身体症状が出たりするので、非合法とわかっていても、あるいは社会生命が絶たれかねない(芸能人などはとくにそうだろう)ことがわかっていても、そして自分の収入から考えて経済的負担に耐えられないのがわかっていても、それに手を出してしまう。

 アヘン戦争の時代の中国のように、それを放置してしまうと、どんどん蔓延していって国が滅びかねない。そういう認識があるから、売った人間だけでなく、手に入れた人間まで処罰することで、その蔓延を防ごうとするのである。

 実は、薬だけでなく、ギャンブルも依存症を生みやすいという認識は世界的に昔からあった。ギャンブルにしても、生活破綻がわかっていても、人生をふいにしかねないことがわかっていても、やめられない、止まらない状態になる人が多い。

 こうした認識があるから、日本を含めて多くの国で、原則的にギャンブルを禁止している。そして、覚せい剤や麻薬と同じく、開帳している側だけでなく、客もつかまることになる。昔、賭けマージャンでつかまった有名なプロ野球選手がいたが、本来は日本もその蔓延を防ぐのに厳しい国だったのである。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー