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10年先でも使える3つの「ビジネス基礎力」ビジネス

部下を「褒める」「叱る」前に必要な第3の力とは?(2/5ページ)

2013.02.28

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相手の心に響く「褒める」「叱る」技術とは?

 なぜ、私たちは、そんな悲劇を招いてしまうのか?

 なぜ、私たちは、相手の心に響く「褒める」「叱る」技術が身につかないのか?

 その答えは意外なところにある。

 一つは、相手との信頼関係がないからだ。なぜ信頼関係が築けないのか?

 それは、「褒める」「叱る」力を高める第3の力ともいうべき「認める」技術が身についていないから。これに尽きる。

 相手が年下であろうとも、まだ成果を出せていない新人であろうと、一人の優れた人間だと相手を心から認め、信じることから信頼関係はスタートするもの。

 その工程を無視して、いきなり「そんなことではダメだ!」と頭ごなしに言ったところで到底相手の心には届かない。褒めたって「また言ってるよ」と嘘くさくさえ思われてしまう。

 大切なのは、「〇〇さんのことを信じている。だから心を鬼にしてしっかり叱るし、素晴らしいところは思いっきり褒める」という構図を日頃からいかに作れるかだ。

 日頃から自分を認めてくれている人から褒められたり、気にかけて叱ってくれるのは心底うれしいものである。

 ビジネスにおいても、私生活においても、本当の成功者は自分から先に相手を認めたり、好きになったりする人が圧倒的に多い。そんな人は相手にも好かれるし、相手からも認めてもらえる。

 無理に説得することなしに自分の意見も聞き入れてもらいやすくなれば、仕事や人間関係がスムーズにいく。そうすれば、成果に結びつきやすくなるといういいスパイラルを生み出すことができる。

 逆に、思うように成果を出せない人の多くは、自分と違う価値観や考え方、感じ方を受け容れたり、認めることが苦手で、自分だけが正しいのだと思い込み、一生懸命に相手を説き伏せようとする傾向がある。

 そうすればするほど、結果として、相手からも受け容れてもらず、孤立してしまい、人間関係がうまくいかない。自分の意見も聞き入れてもらえないし、協力もしてもらえない。成果に結びつかないという負のスパイラルを背負ってしまうのである。まさに相手は自分を映す鏡とはこのことだ。

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