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山形浩生:本業と副業、二刀流のススメ(1/2ページ)

2012.11.19

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小説、経済、コンピューター、環境など、広い分野での翻訳と執筆を手がけるほか、朝日新聞の書評委員も務める山形浩生氏。まさに八面六臂の活躍だが、シンクタンクで新興国のODA関連調査という本業が別にある。なぜ氏はフリーランスでなく、企業に留まりながら執筆活動を続けるのだろうか。なお、山形氏は2012年12月8日(土)、「ワークスタイルをどうシフトするか?」をビジネスの最前線で活躍する方々と見つめ直し、再定義をするためのセミナー「イノベーターと学ぶ“新しい仕事術”」への登壇を予定している。
[写真:スタイル株式会社 竹田 茂/構成:野田幾子]

山形 浩生(やまがた ひろお)評論家、翻訳家。野村総合研究所研究員。1964年、東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻後、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。野村総合研究所で地域開発やODA関連調査の傍ら、小説、経済、コンピューター、環境など広い分野で翻訳と執筆を手がける。フリー翻訳運動「プロジェクト杉田玄白」主宰者。著書に『新教養主義宣言』『要するに』(ともに河出文庫)、『訳者解説』(バジリコ)ほか。おもな訳書に、ポール・クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』(メディアワークス)、ローレンス・レッシグ『CODE』『コモンズ』(翔泳社)、ビョルン・ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』(文藝春秋)、ポール・クルーグマン『さっさと不況を終わらせろ』(早川書房)など多数。ウェブサイト

■他人に触れる機会がないことは、それだけでハンデ

 ぼくが執筆や評論の仕事 をしながらも会社にずっと所属し続けているのは、自分の世界が狭くならないようにするためです。

 そう思うようになった直接のキッカケは、非常に世界が狭くなってしまった人を見てきたからでした。大学の先輩で、大学卒業後フリーランスになった、翻訳一筋の方。素晴らしい翻訳家でしたが、やがて非常に世界が狭くなってしまいました。特に翻訳は、自分の世界の中だけで辞書と参考資料と首っ引きでやる世界ですから、考えが煮詰まってしまったのでしょう。ある時からトンデモ本に取り上げられるような、“トンデモ翻訳”の世界に入り込んでしまったのです。

 他人と触れ合う機会がないことは、それだけでハンデだと、ぼくは思います。同じフリーランスでも自分からどんどん人に会いに行ったり、ネットワーキングの機会があったりすればまだいいのですが。基本的に、そういった機会は自分で作るしかありません。

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