トップ > 若手ビジネスパーソンのためのMBA講座 > MBA講座:なぜ上司は使えない人間ばかりなのか?~ピーターの法則とマンネリの正体~

若手ビジネスパーソンのためのMBA講座ビジネス

MBA講座:なぜ上司は使えない人間ばかりなのか?~ピーターの法則とマンネリの正体~(1/6ページ)

キャリアづくり論(4)

2012.10.03

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

[1] 組織はいずれすべて無能な人々の集団となる ~ ピーターの法則

 第二回目では「キャリアはルート記号の形をしている」という私論を述べました。第三回目では「キャリア・プラトー」すなわちキャリアの頭打ちについて説明しました。ルート記号もプラトー(台地)も、上昇したあとは長い平坦な状態となっています。キャリアは必ずしもどこまでも直線的に伸びていくものではありません。誰もいつかは頭打ちの時期を迎えます。そして、見方を変えればそれも決して悪くない ― むしろ、実りの時期とすることが大切 ― それが共通するメッセージでした。

 それにしては、赤提灯の下では、上司に対してこんなことを言ってくだを巻いているひとがあちこちにいます。
 「まったく、どいつもこいつも使えない!」
 上司に対して「使えない」とはちょっと生意気ですし、そんなひとに限って自分も同じように言われていることも多いもの。しかしそのことは一旦棚上げしておいて今回は「使えない上司症候群」がなぜあちこちでおこるかについて考えてみたいと思います。

 この現象について、興味深い説明をしてくれているのが、ローレンス・ピーターです。「ピーターの法則」と呼ばれますが、英語では「ピーター・プリンシプル」ですから「ピーターの原理」が正確な訳です。

 能力主義で昇進が決まる組織があったと想像してください。そしてこんな単純なルールがあります。
(1)組織における昇進は、業績や能力で決まる。
(2) 「今よりももっと仕事ができる」と判断されれば、昇進し続ける。
(3)「もうこのあたりが限界だ」と判断されれば、それ以上の昇進はしない。
 このルールに従えば「使えるひと」はどんどん昇進しますから、組織の上層部には使えるひとばかりがいる……そんな結論になる気もします。しかし、もう一度よく考えてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連トピックス

    • 会員登録 ログイン
    • マイフォローとは?
    nikkei BPnet 会員サービス
    トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

    ランキング一覧を見る

    おすすめ情報【PR】

    締切間近のセミナー