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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

和田秀樹:メンタルヘルスへの偏見を捨てることも重要な生き残り法(5/6ページ)

2012.07.20

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次の中で三つの症状があてはまれば医者に行ってほしい

 最近、「お父さん、眠れている?」というポスターをときどき見かけるようになったが、確かにうつ病の初期症状として不眠は多い。

 一般の不眠は寝つきが悪いという形をとることが多いが、うつ病の場合は、寝つきそのものはそれほど悪くないのに、明け方(下手をすると3時くらい)に目が覚める早朝覚醒や夜中に何度も目が覚める熟眠障害という形をとることが多い。ただ、うつ病でも寝つきが悪くなることも珍しくないので、ほかの症状があればうつを疑う必要がある。

 ほかの症状としては、食欲不振などもかなり多い。逆にうつになって過食になる人もいるから、これもほかの症状とのかねあいだ。

 気分の落ち込みというのは、もちろん基本症状だ。その上で、生きていても仕方ないとか、死んでも同じ、死んだほうがましなどという死にまつわる考えが頭に浮かびやすくなったら、医者に行ってほしい。もちろん、死にたいというレベルになっていたら、必ず行ってほしい。

 頭の働きが悪くなるとか、だるくて仕方がない、眠くて仕方がないというような症状もある。「頭の油がきれたよう」「熱もないのに39度の熱があるときのようなだるさ」という表現をされることもあるが、普段より仕事の能率が落ちてきたというレベルでもほかの症状があるならうつは疑っていい。

 そのほか、疲労感や意欲の減退が2週間以上続くなら、うつの症状の一つと考えられる。

 意外に知られていないのが、うつになると逆にイライラすることだ。ちょっとしたことで腹が立ってしまう。あるいは、落ち着かず、いてもたってもいられない気分になるとかだ。

 これまでに書いた症状で三つ以上あてはまるようなら、自分であれ、職場の同僚であれ、医者にきちんと連れて行くことが大切だ。

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