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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

和田秀樹:メンタルヘルスへの偏見を捨てることも重要な生き残り法(4/6ページ)

2012.07.20

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薬に対する偏見を取り除かないと治るものも治らない

 前回、うつ病の認知療法の話を紹介したが、その日本における第一人者であり、雅子妃の主治医でもある大野裕氏に言わせると、日本人に行うべき最大の認知療法は、精神科の薬にまつわる偏見や認知を変えさせることだそうだ。要するに薬が怖いと思われ過ぎているから、治るはずの人も治らないということだ。

 実際、前述のように日本には約400万人のうつ病の患者さんがいると推定されているのに、実際に医者にかかっているのは、まだ100万人を超えたに過ぎない。最近、うつ病の患者さんが増えて100万人を超えたということが話題にされることもあるが、実際にはうつ病が増えているかどうかはわからない。ただ、病院やクリニックにかかる患者さんが増えているということだ。

 そういう意味では、精神科のクリニックにかかることへの偏見は多少は和らいでいるということになるのだが、それでも、まだ推定される患者数の4分の1しか治療を受けていないことになる。

 それを考えると、もう少し気楽に精神科にかかるほうがいい。

 ただ、どんな状態であればうつ病なのか、あるいは医者にかかればいいのかが意外に知られていない。それを知れば、自分なり、知り合いがうつ病かもしれないと疑えるので、もう少し精神科の敷居が低くなるかもしれない。ということで、精神科の診断基準もあるが、私のオリジナルのガイドラインを提案してみたい。

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