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和田秀樹 サバイバルのための思考法ビジネス

和田秀樹:メンタルヘルスへの偏見を捨てることも重要な生き残り法(3/6ページ)

2012.07.20

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うつ病も早期発見や早期治療が重要

 だとすると、サバイバルのための思考法として、知っておいてほしいことに、うつ病には誰でもかかるという当たり前の覚悟や準備をして欲しいことと、そうなってしまったときに精神科のクリニックや薬に対する偏見を取ってほしいということだ。

 うつ病の治療薬の多くが脳内のセロトニンという神経伝達物質を増やす薬であるので、うつ病というのが脳内物質の不足した状態なのだろうと考えられていたが、最近になってこういう神経伝達物質の不足のために、神経を栄養する因子が減ってきて、神経のつなぎめのところの神経が縮むことで、うつ病が起こるという説が有力になってきている。

 ここで重要なポイントはうつ病を長い間、薬を飲まないで放っておくと、神経がどんどん縮んでしまうために治らなくなったり、脳に障害が残ったりすることがあり得るということだ。つまり、うつ病も早期発見や早期治療が重要で、それをしておけば治りも早いが、それをしないと治りにくかったり、治らないうつ病になってしまう危険もあるようだ。

 実際、今のうつ病の薬は、吐き気や食欲不振などの副作用がないわけでないし、たまにひどい興奮状態になってしまうという副作用も問題になっているが、そういう場合に、本人なり周囲が気づいてやめるということを知っていれば、やはり有益なことが多い。少なくとも、昔のうつ病の薬と比べるとずっと副作用は少ない。

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