前回は、サバイバルの必要性を総論として書かせてもらったが、今回からは各論に入りたい。
まずは、これからの時代に必要な知的能力を考えてみたい。
脳科学と認知心理学の違いは何か
一時期、脳科学が大ブームになったが、脳科学という学問は、コンピュータでいえば、ハードを研究する学問である。たとえば、脳科学を使って頭をよくするとか、脳年齢を若返らせるとか、記憶をよくするというのは、CPUの処理速度を上げるとか、ハードディスクの容量を大きくするとかいうことになるのだろう。
しかし、コンピュータをいじっている人ならだれでもわかるように、どんなに高性能のコンピュータを買っても、あるいはハードディスクを大きなものにかえたり、CPUまで入れ替えたとしても、中に入っているソフトがさえないのでは話にならない。それどころか、ソフトが入っていなければ、ただの機械にすぎない。
認知心理学という学問は、コンピュータのまさにソフトを研究する要領で、人間の知能や認知について研究する学問である。






