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BizCOLLEGE PREMIUM:次世代を担うビジネスパーソンのための新しい仕事術

課題解決力向上のため、情報の本質を見抜く視座を習得する

日経ビズカレッジプレミアム 第1講義:増井俊之氏

 日本版「白熱教室」ともいえるBizCOLLEGE PREMIUMにて、第1回目の講師をつとめる慶應義塾大学・増井俊之氏。携帯電話向けの日本語予測変換機能「POBox」の開発者である。その実績を評価されアップルに在籍した際には、iPhoneの日本語入力機能の開発にも参加した。

増井俊之(ますいとしゆき) 慶應義塾大学 環境情報学部教授
増井俊之(ますいとしゆき) 慶應義塾大学 環境情報学部教授
1959年生まれ。ユーザインタフェース研究。POBox、QuickML、本棚.org、Gyazoなどのシステムを開発。ソニーコンピュータサイエンス研究所、産業技術総合研究所、Apple Inc.など勤務を経て現在慶應義塾大学教授。著書に『インターフェイスの街角』などがある。

 増井氏の研究分野は「実世界インターフェース」。実世界で計算機が利用される幅広い状況を想定し、それに適した入出力手法を見つけ出す。ユビキタスを推し進めるうえで障害となるインターフェース上の問題を明らかにし、適切な解決方法を探しだす。BizCOLLEGE PREMIUMの講義でも「情報の捉え方」「問題解決」をキーワードに講義していただく予定だ。

 「より良い方法がないだろうかと常識を疑う、という視点を持てるかどうかがとても重要です。よく例に挙げるのが切符とSuica。切符もSuicaも『電車に乗る』という同じ目的の手段です。でもSuicaが登場したことで、切符を買うために券売機に並んだり、料金を間違えたり、なくすといった問題を解決できました。

 しかし本質を見誤ると、凄い勢いで出力する券売機を開発していたかもしれません。同じように、例えば『手紙』や『電球』にも別の答えがあるかもしれないと考えること、そういう視点を持つことや養うことが大切だと思っています」(増井氏)

 増井氏はスティーブ・ジョブズとの面接について自身のブログ(http://tmasui.blogspot.jp/)でも、その模様を綴っている。

 「学生への講義で少しキャリア論にも触れていますが、自身をどのように表現するか、世の中にどう見えているのかを認識することはとても大切です。検索しても自身の実績が出てこないのであれば、存在していないのと同じです」(増井氏)

 BizCOLLEGE PREMIUMの講義では、あらかじめ読んでおくことを推奨する参考書籍を事前に配布するが、増井氏が今回選んだのは「誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論」(D・A・ノーマン著 野島久雄訳)だ。これを読んでいただくことで、限られた時間で行われる講義やグループディスカッションを深化させるのが狙い。また開催後には、専用のSNSを開設することで受講者とのコミュニケーションもはかる予定だ。

 「当日のワークショップで他の受講生と交流がうまれるでしょうし、開催後もSNSを通じて質問にお答えしたり、宿題を発表したりというようなコミュニケーションをもちたいと思っています」(増井氏)

 インターネット上での情報氾濫はソーシャルメディア隆盛により加速した。しかし、多くの情報は転載によるコピーであり、自分たちがメディアに接触できる時間は限られている。こうした状況で、自分に有用な情報だけをいかに入手し活用すべきなのだろうか。これからの新しい仕事術を模索していく上で、第一回のセミナーを通じて、情報の本質を見抜くための新しい方法論を探っていきたい。


■増井俊之氏へのインタビュー、第二回目はこちら
 ⇒実はSimpleじゃないアップルの仕事術

BizCOLLEGEプレミアム セミナー
「“想定外”を発見するためのビジュアライズ・テクニックの使い方」
■講師
増井俊之(ますいとしゆき) 慶應義塾大学 環境情報学部教授
1959年生まれ。ユーザインタフェース研究。POBox、QuickML、本棚.org、Gyazoなどのシステムを開発。ソニーコンピュータサイエンス研究所、産業技術総合研究所、Apple Inc.など勤務を経て現在慶應義塾大学教授。著書に『インターフェイスの街角』などがある。
■講義の構成(予定)
開催前:参考書籍の送付
当日:第一部〜第三部で120分程度を予定
第一部 ビジュアライゼーションの落とし穴:PinterestのようなビジュアルSNSやインフォグラフィックスの流行など、ビジュアライゼーションがトレンドになっている。今後どのように発展するのか、またビジュアライズされたデータに潜む「落とし穴」についても解説する
第二部実用的なインターフェイスの開発方法: “ThinkSimple”を標榜する米Apple社でiPhone日本語入力機能を開発する中で感じたことに加え、ネット空間と実空間を結合させるインタフェースの開発方法と実例を紹介
第三部 寝ながら勉強は可能か?-勉強工学の手法: 情報が大爆発を起こしている今、自分のスキルを高める方法が従来と同じでよいとは思えない。「勉強工学」的な観点から、これからの若いビジネスマンの新しい「勉強のための方法」を提案・解説する
第四部:質疑応答および約50分のワークショップ
開催後:参加者専用SNS(BPnet CONNECT)による相互コミュニケーション。一週間を予定
■日時
2012年7月3日(火)15:00-18:00
※受付開始は14:30から
■会場
日経BP社セミナールーム(4階)
東京都港区白金1丁目17番3号 NBFプラチナタワー4F【地図】
最寄り駅 「白金高輪駅」 4番出口に直結
・東京メトロ ◎ 南北線
・都営地下鉄 ◎ 三田線
■参考書籍
D・A・ノーマン(著) 野島久雄(翻訳)
「誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論」
※参考書籍は参加申込み確定後にご送付(5月後半を予定しています)。ご一読の上開催当日にご持参ください。
■受講費
15,000円(税込)   ※受講費には参考書籍代を含んでいます。
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