国内で唯一稼動する北海道電力泊原子力発電所3号機が定期検査に入るのは5月5日。それまでに、停止中の原発が再稼動するのか。政府の原子力安全委員会がストレステスト(耐性検査)の1次評価を妥当とした関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼動に向けた動きに注目が集まるが、どうやら5月の連休中に再稼動するのは難しそうだ。「原発ゼロ」が現実味を帯びてきた。

 野田佳彦首相と3閣僚(枝野幸男経済産業相、細野豪志原子力発電所事故収束・再発防止担当相、藤村修官房長官)は4月13日、首相官邸で協議し、大飯原発の再稼動を「妥当」と判断。枝野経産相が14日に福井県入りし、西川一誠知事とおおい町の時岡忍町長らに説明を行った。だが、両首長とも明確な回答を保留した。

 福井県は16日、再稼動の妥当性を審査するため、県の原子力安全専門委員会を開いた。今後数回、会合を開くとみられ、結論が出るまでには1〜2週間かかる見通し。おおい町では再稼動に向けた住民説明会を26日に開くことを決めた。国の担当者が出席し、国が住民に直接理解を求めることになる。

 停止中の原発を再稼動するには1〜2週間の時間がかかるという。このため、仮に月内に再稼動を妥当と結論を出したとしても、5月5日までには間に合いそうにない。

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