「見る」だけではない体験型の旅いろいろ

 ところで一体どんな「旅」が紹介されているのか、いくつか抜き出してご紹介しよう。

  • 外輪船で行くミシシッピ川の旅(米国)…クラシックな外輪船で古き良き時代を体験し、ディープサウス(米国深南部)の豊かな文化と歴史に触れてみよう。
  • シベリア横断鉄道(ロシア/モンゴル/中国)…シベリアを横切ってモンゴル北部を抜け、中国の首都に到達する伝説の鉄道ルート。
  • モロッコのラクダ隊(モロッコ)…ヒトコブラクダに乗っての砂漠の旅は、実用的であると同時にとてもロマンチック。昔から変わらない世界へあなたを運ぶ。
  • 幌馬車に乗ってアイルランドを旅する(アイルランド)…こののんびりした移動手段は、平坦な島を探検するにはうってつけだ。湖、小川、木が茂る渓谷に立ち寄ることができる。
  • リレハンメルでクロスカントリー・スキー(ノルウェー)…ノルウェー式に銀世界をスキーで渡る。2つとして同じシュプールはなく、旅をしているという実感がわく。

 どうだろう。

 中身は読んでのお楽しみだが、この「旅テーマ」を読むだけで早くもワクワクしてこないだろうか。3日間砂漠でラクダに揺られる自分、アイルランドのビールを飲み、幌馬車荷台のベッドで夜を過ごす自分。想像しただけで目がキラキラしてしまう。

 所要日数はさまざまだ。例えば、ミシシッピ川の旅は、ニューオリンズからメンフィスまでなら7泊。他に4泊〜8泊のクルーズもあるそう。数週間は要すると誤解していたシベリア鉄道の旅も、電車に乗りっぱなしなら、モスクワから北京まで6日間。

 退職後のライフワークに温存しておかなくても、連続休暇を利用してぎりぎり行ける範囲だろう。大震災で痛感したのは「人生いつ何が起こるか分からない」こと。今この瞬間を充実させて生きることが大切だ。旅も行ける時に行っておかなくちゃね!

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