プロフェショッナリティーの時代は来たか
ここ数回、転職をテーマにした記事を書いてきました。転職について様々な考えがありますが、私は20年ほど前から疑問を感じて仕方がないことがあります。それは、次のような主張です。
「終身雇用制が崩壊し、会社はいつでもリストラをする。そのときに頼りになるのは、職務遂行能力。その意味で、プロフェショッナリティーの時代。プロ意識を持ち、職務遂行能力を上げると、転職もできて、生き残ることができる」
私の周りでは、30代の社員にこの考えに影響を受けている人が多いのです。その大半が非管理職であり、就業規則や賃金制度、人事制度に疎いタイプです。労働組合の役員をしているわけでもなく、どちらかというと、人事に関心がない人たちに見えます。
そして、コンサルタントやベンチャー企業の経営者などが話すことをそのまま受け入れているように思えます。
結論を言うと、私はこの人たちのスタンスとはたぶん正反対に位置していて、率直なところ、言っていることの意味がわかりません。上記の考えを数えきれないくらいに、
私なりに検討してきましが、論理が破たんしているように思えるのです。その大きな理由は、会社ではなく、職業に就くという意識が弱く、職務給すら浸透していないこの国で、プロフェッショナリティーとは何ぞやという疑問です。
そこで今回は、経営側にいるコンサルタントではなく、労働側で50年以上前から会社と闘う、東京管理職ユニオンの設楽清嗣さんに取材を試みました。コンサルタントの転職についての考えと、私のそれはやや違うからです。むしろ、設楽さんの見方に私は近いのです。






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