昨年開催された東京モーターショーで最も注目を集めたクルマといえば、トヨタ自動車の「86(ハチロク)」だろう。クルマの前方にエンジンを搭載し後輪に動力を伝えて走るFRという駆動方式を採用した小型スポーツカーで、モーターショーの一般公開日には、このクルマを見るために長蛇の列ができた。その86を4月6日に発売するとトヨタが正式に発表した(「トヨタ86正式発表! 4月6日より発売!」)。
富士重工業の水平対向エンジンを採用
86の車両寸法は全長4240×全幅1775×全高1300mmで、ホイールベースは2570mm。トヨタによると、この寸法は4人乗りスポーツカーとしては最小だという。車両質量は1230〜1250kgだ。エンジンの排気量は2Lで147kW(200PS)を発生する。
86の最大の特徴はパッケージングにある。86はトヨタと富士重工業が共同開発したクルマで、エンジンには富士重工業製の水平対向エンジンを採用している。水平対向エンジンは、ピストンが左右水平に配置されるため、ピストンが垂直に配置される一般的な並列エンジンより重心を低くできる。
このエンジンを可能な限り低く、またクルマの中心に近づけて配置している。こうすることで、86の重心高は460mmと低くなり、前輪と後輪にかかる重量配分は前後比53:47になっている。クルマの前後重量配分は、50:50に近いほど高い速度でカーブを曲がる際に、車体が外側に膨らんだり内側に切れ込んだりしにくくなりクルマをコントロールしやすいと言われる。
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