2012年春に発売される主なデジタルカメラが出そろった。カメラと写真映像のイベント「CP+(シーピープラス)2012」が2月9〜12日にパシフィコ横浜(横浜市)で開催され、それに合わせてカメラ各社が新製品を発表、出展した。
CP+を振り返って今後を占えば、(1)中級機のミラーレス化およびEVF(電子ビューファインダー)内蔵(2)高画素化などによる高級機の解像感の向上(3)コンパクト機の大型撮像素子搭載――という動きが鮮明になりそうだ。
オリンパス、ミラーレス一眼で「往年のOMシリーズ」
本欄でも紹介した富士フイルムのミラーレス一眼「FUJIFILM X-Pro1」は9日の開幕初日、「7〜8台のテスト機材を用意していたが、9日の13時時点で40分待ち」という人気ぶり。高い解像感を売りにしたX-Pro1のコーナーで展示された「畳三畳分ほどの実写プリントは、確かに素晴らしいシャープさを持ったものであった」。
オリンパスの新しいミラーレス一眼「OLYMPUS OM-D E-M5」も60〜90分待ちになるほどの行列ができた。OM-D E-M5はマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼のフラッグシップモデルで、「高精細な液晶ビューファインダーや高速オートフォーカス、防塵・防滴性能」を備える。銀塩フィルム時代に同社が発売していた一眼レフの名機「OM」シリーズをイメージさせるミラーレス一眼だ。
144万ドット、視野率(撮影範囲に対する見える範囲の割合)約100%、最大倍率1.15倍の電子ビューファインダー(EVF)がボディ上部の出っ張ったペンタ部に内蔵されている。「ハイライトとシャドウ」「ホワイトバランス」のコントロールをはじめ、アスペクト比(画面の縦横比)変更、露出補正などの確認ができる。
光学式のクリアなファインダーに慣れ親しんだ人はEVFに戸惑うのも事実。だが、そうでないユーザーは「EVFはデジタルならではの便利な技術」として受け入れるのだろう。今後ハイエンド機を除き、中級機のデジタル一眼ではEVF化が進むと予想される。
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