2月3日、沖縄那覇市で講演を行ってきた。沖縄の人たちは米軍普天間基地の移設問題について大変怒っていた。普天間基地を名護市の辺野古へ移設できるかどうかの問題は、まさに正念場に差しかかっている。そのため政府は2011年末、辺野古への移設に向けた環境影響評価書を大騒ぎして沖縄県に提出した。
野田佳彦内閣には大きな目標が二つある。一つは消費税増税であり、もう一つが沖縄米軍基地の移設である。
沖縄の人々は田中直紀防衛大臣には怒ってはいない
この大事な時期に、なぜ野田首相は田中直紀氏を防衛大臣に任命したのか。沖縄の人々は実は田中氏には怒っていない。「批判するに値しない人」と思っているからだ。
怒りの矛先は、もっぱら野田首相に向かっている。「なぜ田中氏のような、憲法も安全保障問題もろくに知らない人物を防衛大臣にしたのか。沖縄をばかにしているのではないか」と。
私自身も、野田首相がこの重要な時期になぜ、田中氏を防衛大臣にしたのか理解できない。私が聞いているところでは、1月13日の内閣改造で田中氏を閣僚にしてほしい、と要望を出したのは輿石東幹事長である。
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