米Amazon.comのAndroidタブレット「Kindle Fire」が米国でよく売れている。2011年12月15日付けの同社の発表によると、「Kindle」シリーズの1週間当たりの販売台数が3週連続で100万台を超え、Kindle Fireは同社の米国サイト「Amazon.com」において11週連続で最も売れる商品になったという(「Kindleシリーズ、3週連続で100万台突破」)。
米金融アナリストによると、Kindle Fireの2011年第4四半期(10〜12月期)の販売台数は「600万台」に達したという(「『Kindle Fire』の年末販売台数は600万台に、米金融アナリストが予測 」)。
従来の「Kindle」は電子書籍リーダーとしての用途が中心で、モノクロ・ディスプレイと小型キーボードを搭載した端末だった。Kindle Fireはカラー・ディスプレイを搭載してキーボードをなくし、1台199ドルというiPadシリーズに比べるとほぼ半額の低価格で発売。Androidタブレット端末としても非常に競争力の高い製品となった。ただし日本版の発売は未定。
付加機能を省いて低価格化
では、そのKindle Fireはどのような製品なのだろうか。ITproの高槻芳氏は、「Amazon秘蔵のタブレット「Kindle Fire」徹底解剖(1)」の中で、Kindle Fireを知れば知るほど「電子書籍端末でもAndroidタブレットでもない、別ジャンルの製品」と感じたと述べている。それは「内部仕様やユーザーインタフェース(UI)からソフトウエアの細かい挙動に至るまで、Amazonのサービスを使い倒すための特別チューンが施されていた」からである。
外観は他社製のAndroidタブレットと変わらないが、メモリーカードスロットやGPS、モーションセンサー、Bluetoothなど最近のAndroidタブレットが備える付加機能は搭載していない。また通信機能は無線LANのみ。こういった割り切った仕様で低価格を実現したと考えられる。
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