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ゆとり世代、業界の大先輩に教えを請うビジネス

「グーグルカレンダーが見にくいのはラッキーだった」、『クラウド「超」仕事法』の野口悠紀雄さんに聞く(後編)(1/8ページ)

2012.02.06

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(構成・文/加藤レイズナ 企画/アライユキコ

デジタルオフィスだけど、ペーパーフルオフィスです

――いま作業はどのくらいデジタル移行しているんでしょうか?

野口 むしろ、紙の使用は増えています。1000字を越える原稿になったら必ず打ち出します。そうしないと全体の構成が分からない。そういうのを大量に持ち歩いていて、電車のなかで見る。すぐ捨ててしまうので印刷は裏紙(笑)。

――構成が分からないということは、完成前の段階ですよね。

野口 書きかけということが重要ですね。資料として紙を保存することは減りました。紙は途中段階でのプラットフォームになっていて、最終的にはデジタルな形式で保存する。デジタルオフィスではあるけど、ペーパーレスオフィスではない、ペーパーフルオフィスです。私の家の書斎は紙だらけです。書きかけの原稿が床中に散らばっている(笑)。

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年12月20日。東京都出身。東京大学工学部卒、イェール大学Ph.D(経済学博士号)取得。大蔵省、一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授などを経て、現在早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。一橋大学名誉教授。専門はファイナンス理論。近著に『クラウド「超」仕事法』(講談社)がある。代表作に『「超」整理法』「超」文章法』(中公新書)『超「超」整理法』(講談社)、『「超」勉強法』(講談社文庫)などがある。Android版の「『超』整理手帳」楽しみにしています!

――将来的に紙がなくなるんじゃないかなあと思ったりすることもあるんですが。

野口 なくなることは考えられないですね。紙は人類最大の発明のひとつですから。

――ゲラ(校正刷り)などは?

野口 ゲラはメールでもらってPDFに変換して、修正を入れてそのまま送り返します。そのほうがGメールのログに残りますから。ワードに修正するのはやりにくいですしね。(立ち上がり)あ、ちょっと待っててください。これこれ。(印刷したファイルを見て)こういう一行12字と決まっている箇所の修正。ここに手書きで入れたら、いちいち字数を計算しないといけないので、めんどくさい。

――データならすぐですからね。ピタっと収めないといけないのに手書きだとつらい。

野口 小見出しの位置が段をまたがっているという非常に難度が高い場合もあります。雑誌で修正するときはPDFは必須だと思います。


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