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走り出すEV産業、電動化で生まれる商機

2012年01月30日  RSS 

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 充電インフラの未整備などから普及にはまだ時間が必要と言われてきたEV。その市場が商用車分野から立ち上がり始めている。

 三菱自がEV「アイ・ミーブ」を発売したのは2009年。軽自動車「アイ」をベースに、世界で初めてリチウムイオン電池を搭載したEV量販車だったが、当時はデメリットばかりが指摘された。

 何より普及の壁とされたのが価格の高さだ。ガソリン車では中〜上級車にあたる価格帯で、当面の購入先は環境に配慮した姿勢を打ち出したい企業や官公庁、自治体に限られると見られた。案の定、販売は振るわなかった。

 そんな状況を変えるべく、2010年夏、三菱自は商用タイプの軽自動車「ミニキャブバン」をベースに次のEVを開発することを決めた。

 EVは車輌価格が高い代わりに、ランニングコストが安いことが利点だ。走れば走るほど利点は大きくなる。ただし、遠距離走行はできない。電欠の恐れが出てくるからだ。

 遠くまで行かず、限られた範囲の中で長い距離を走る車はないか。三菱自が辿り着いた答えの1つが、中小事業者が小口配送に使う商用車だった。

 東京のベッドタウンである調布市を中心に8店舗を構える西村クリーニング。同社に、三菱自動車が2011年11月に発売したEV「ミニキャブ・ミーブ」がやってきたのは12月8日のことだった。

 業務に使うクルマはほかに2台だけ。3台のうちの1台となったEVは主力車両としてフル回転している。

 商用車分野での普及開始を起爆剤に、三菱自は2012年度、EVで前年度の倍となる年間4万2000台の販売を目指す。

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