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田原総一朗の政財界「ここだけの話」


暴力団排除条例とFBIに君臨したフーバー

2012年01月26日  RSS 

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 「『暴力団排除条例』の廃止を求め、『暴対法改正』に反対する表現者の会」が1月24日、参議院議員会館で共同声明を発表した。司会を務めたジャーナリストの青木理氏、評論家の佐高信氏、作家・詩人の辻井喬氏、作家の宮崎学氏ら7人とともに私も会見に出席した。

半世紀の間、FBIに君臨したフーバー

 私は会見で、FBI(米連邦捜査局)の初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバー(1895-1972)の話をした。昨年、クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演による映画『J・エドガー』がアメリカで製作されて話題になったが、この映画はフーバーについて描いた作品である。

 フーバーの話をしたのは、日本の警察がまさにFBIを手本にしようとしており、彼がどんな人物だったかを説明することで問題の一端が明らかになると考えたからである。

 フーバーは48年間、つまり半世紀にわたってFBI長官を務め、FBIの独裁者であり続けた。77歳で亡くなったが、死ぬまで現役でFBIに君臨した。その間、カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8人の大統領に仕えた人物である。

 フーバーがまだ若い頃、司法長官の家が共産系の過激派によって爆破されるという事件が起きた。事件現場に駆けつけた彼は、破壊された建物を見て怒りが込み上げ、正義感に燃える。その後、あらゆる手を使って左翼過激派を殲滅する。司法長官はその働きを見てフーバーを抜擢し、ついに彼はFBIの初代長官に就任する。

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