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企業・経営

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小山昇の「こころ豊かで安全な経営とは何か」


仕事では「心」を重視しない。だから社員は心を「病まない」

2012年01月25日  RSS 

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過去20年間、心の問題で退職した社員はゼロ

 前回の当コラムで、私は「会社の善し悪しを決めるのは社員満足度の高さだ」という話をしました。規模や年商が大きい知名度の高い会社は、世間的には「いい会社」と見なされるけれども、本当に大切なのは、そこで働いている社員がやりがいを持って生き生きと働いているかどうかなのだ、と。

 そこでふと思い出したことがあります。わが社はアルバイト・パートタイマーと合わせて約600人の従業員を擁しておりますが、過去20年あまり、うつ病やノイローゼで退職した社員はひとりもいないということです。そもそもわが社では退職者そのものがごく少なく、直近では半年ほど前に女性社員の寿退社が一例あったのみです。その他の退職理由を見ても「家業を継ぐことになって」「親の介護が必要で」といったものばかりで、精神的な理由で退職した社員はいません。

 つまりわが社の社員は、もちろん細かな不満はあるとしても、総じてわが社で働くことに満足していることになる。手前味噌ながら、これはかなりすごいことではないかと思います。おかげさまで最近ではわが社も多少なりとも知名度が向上しましたが、それでも規模からすれば純然たる中小企業、とてものことに大企業のような高給や手厚い福利厚生は用意できないからです。

 わが社の社員の満足度が高く保たれ、うつ病など心の問題による退職も発生していない理由はふたつあります。ひとつは、採用の時点でわが社の文化・風土に適う人材を選んでいること。普通の会社では「優秀かどうか」「有名大学を出ているかどうか」といった基準で人材を選びますが、わが社では「この人材は武蔵野の企業文化に適応できるかどうか」を最重要視しています。だから新人は入社後に大きなギャップを感じることもなく、満足して働くことができるのです。

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