健康保険法改正以降、以前よりご自分の体型を意識される機会が多くなった方もおられるのではないでしょうか。さて、皆さんは普段、ウエストラインを測る以外に、ご自分が太りすぎているのかそうでないのかについて何を基準にチェックされておられますか?
肥満度をチェックするのによく使われるのが「BMI」という指数です。皆さんのほとんどがこの単語を耳にしたり、目にしたりしたことがあるかと思います。
BMIはBody mass indexの略で、身長(m)の二乗に対する体重(kg)の比で体格を表す指数です。
この計算式にご自分の身長と体重を当てはめ、数値が25以上になると肥満と判断します(日本肥満学会)。これは男女とも同じです。また、22のときに高血圧、高脂血症、肝障害、耐糖能障害等の有病率が最も低くなるということが分かってきたようです。
しかし、米国では何年も前から肥満度をチェックする手段としてBMIをほとんど使用していません。その理由は下記のような事例があるからのようです。
例えば、体脂肪率4%で毎日筋力トレーニングをし、食事にも気をつけている筋肉量の多いボディービルダーのAさんと、体脂肪率29%で毎日特に体を動かさず、食べ物にも気を使っていないおなかぽっこりのBさんがいたとします。AさんとBさんは身長が1.75m、体重が80kgと全く同じでした。体脂肪や体型、彼らの毎日の生活態度の情報がなければ、二人ともBMIは26で(日本では)肥満と判断されてしまいます。
Bさんはともかく、Aさんの場合はBMIの数値だけで判断するわけにはいきません。BMIは身長と体重だけで判断し、筋肉や脂肪の量を無視してしまっているため限界があります。米国ではこの計算式に対して否定的な専門家が増え、現在ではほとんど使われなくなりました。
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