「いい会社」とは社員満足度の高い会社
依然として停滞状態が続く日本経済。解決されたとは到底いいがたい震災復興や原発事故。素直に「おめでとうございます」とは口にしにくい年明けとなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
会社の善し悪しを判断するとき、人は往々にして「規模」を基準にする傾向にあります。社員数100人の会社よりは300人の会社のほうが偉い。売上高10億円の会社よりは50億円の会社のほうが優れている、という具合にです。
こういうふうに数字を基にして考えること自体は決して間違っているわけではありませんが、しかしこと組織論的なものまで踏み込んで会社を評価するとき、社員数や売上高などの多寡「だけ」を見ていては誤ります。
誰もが名を知る大会社でも、露骨なパワーハラスメントや険悪な人間関係が横行して社員が陸続と心を病んでいるという話は、残念ながらよく耳にするところです。元社員が、あるいはその家族が勤め先を訴えたというニュースも最近では珍しいものではなくなりました。そういう会社がどれだけ利益を出していても、人は「いい会社だ」とは決して思わないでしょう。
逆に、規模は「まあまあ」でも、まず生活するには十分な給与を出し、社員は生き生きとやりがいを持って仕事をしている会社であれば、世間はそれを「いい会社だ」と判断するはずです。つまり会社の善し悪しとは、売上高や利益などの各種数値もさることながら、社員満足度の高低によってこそ決まるのです。
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