『普通のダンナがなぜ見つからない?』の西口敦さんに聞く(前編)、『女性は婚活を「最後の手段」って言うけど、そのときにはもう暴落してるんです』(2/10ページ目)
――特になにか行動するってことではなくて、結婚のことを具体的に考えることを婚活と言うんですね。
西口 ここ数年で定着しましたね。もともと存在していた事象に、すっと言葉があてはまった。20年30年前は婚活はしなくてもよかったんですよ。ある程度の年齢になると、親や親戚、近所のおばちゃんがお見合い話を持ってきて、片付いていくというのが多かった。いまはそれがなくて、お見合い結婚の比率が下がってきている。
――お見合いって話でしか聞いたことないんですけど、やっぱり昔は多かったんですね。
西口 (パソコンでグラフを起動して)いまはこんな感じですよ。60年代と00年代の比率。すごい減っているでしょう。(図1)
――ほんとだ! ほかの出会いのきっかけはあまり変わらないように見えるのに、お見合い結婚だけグンと下がってますね。
西口 そう。で、昔もいまも恋愛結婚って少ないんです。
――お見合いでカバーしてたんですね。
西口 お見合いが社会インフラだったんですけど、それはもうなくなった。あと年齢もあります。どんどん晩婚化していく。お見合いで結婚にまで行きつくためには、「四の五の言わない」ってことが大事なんですよ。
――もう後がないからお見合いするみたいな?
西口 違います。「私はこんな人がいい、あんな人がいい」といういろんな条件にうるさくないこと。「あなたにはこういう人がぴったりなのよ」と言われて、「そんなもんかな」と、素直に受け入れて結婚するのは、若くないとできないんです。
金融、外資系コンサルティングでキャリアを積んできた西口敦さんが結婚情報サービスのオーネットという婚活ビジネスに飛び込んだ。まったく違う業界かと思っていたが「数字」「ファクト」「ちょっとしつこく考えること」で最適な解を導き出す。西口さんにとっては、婚活マーケットもコンサルタントと同じなのだ。
〈「こんなことがあった」「なんで普通の男ですら、こんなにいないの」「私たちを相手にしないなんて、男は見る目がない!」〉。女子会で思いつくままにおしゃべりをしているだけではだめ。それだけでは事実を認識することも、戦略を立てることもできない。〈もし立てたとしても、自分が納得して理解していなければ、実効性が伴わず、ちょっとうまくいかないとすぐにあきらめたり他の道に逃げ込んだりする〉からだ。
「普通のダンナが見つかる確率なんて、0.8%しかない」。西口さんがコンサルタント的アプローチで疑問を解決していく。現在の婚活マーケットはどうなっているのか、そしてその事実を知った上でどうすればいいのか。「いつかそのうち良い人が見つかれば」なんて考えている人ほど、新しい発見があるはずだ。









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