今回は前回(http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20111121/291126/)の「事例:大組織の意思決定を速くするには」の続編です。まずは状況の要約です。
食品メーカーで大アカウント1社を担当するTさんは、役員まで一段ずつ上がっていく自社内の意思決定に大きな問題を感じています。状況を整理した結果、部長のところでのロスが大きいことが分かりました。役割が事業部長とかぶってしまっていますし、顧客について理解していないのでロスが大きくなっています。ルール上は部長が入る必要はありません。そこで意思決定スピード&効率アップのため
1.部長に外れてもらう
2.部長に顧客を理解&付加価値を出してもらう
の、いずれの方向で動くべきか
というところで前回は終わりました。
では、どのように決めましょうか。こういう時に、まず実現性(実際、それができるのか?)で厳しいものを落としている人をよく見ます。しかし、その選択肢が大きな前進につながるなら、実現性がかなり低くない限り「なんとか実現する方法はないのか」を考えてみるべきです。
そのことを考慮に入れた結果、Tさんはまず1の「部長に外れてもらう」方策を考えるべきだと判断しました。Tさんから直接、事業部長に持って行けるようにする形です。主な理由は、スピードアップする上ではそれがずっと望ましいこと、そして部長はそれ以外にもやるべきことが多くて多忙であることです。しかし、実現のためにはクリアしなければならない課題があります。






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