このページの本文へ


企業・経営

nikkei BPnet

磯山友幸「オリンパスの蹉跌 ――日本企業ガバナンスの暴走連鎖」


オリンパスの闇「社外取締役はなぜ機能しないのか」 ――背景に「なあなあ」社長友達ムラ社会

2011年11月25日  RSS 

ページ: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 /

オリンパス事件を「反面教師」として分析する

 大王製紙、オリンパスと、巨額の損失事件が立て続けに起こり、世界中から日本の企業統治について疑念が突き付けられている。まさに「日本の危機」だ。

 オリンパスについては月刊FACTAを嚆矢に徐々にその全貌が見え始めてきているが、なかなか衝撃的な枠組みだ。単に一企業の問題で済む話ではなく、そこには日本の企業統治が本来的に持っている「闇」が見え隠れしている。

 そこで本連載では、オリンパス事件で見えてきた企業統治のアキレス腱について、短期集中連載の形を取って明らかにし、企業マネジャーに警鐘を鳴らしたい。「残念な企業」のできごととして捉えるのでなく、自社を強くしていくヒントとして読んでいただけると本望だ。

 初回の今回は、オリンパス事件で、あるいは一般的に日本企業で、社外取締役がどうしてチェック機能を果たせないか、その背景と事実をえぐっていく。

 オリンパスの巨額損失先送り問題は、海外メディアも大々的に報道する国際的な関心事となった。

 英ファイナンシャルタイムズや米ニューヨークタイムズなどの視点は、オリンパスという問題会社が引き起こした固有の問題ではなく、日本企業全体の「風土」に問題があるのではないか、という疑問である。

 オリンパス問題への対応を誤れば、米エンロンの不正問題で生じた「会計不信」が燎原の火の如く広がったのと同様、日本企業全体への不信へと広がりかねない。

 「金庫の見張り番に怪盗ルパンを指名したようなもの」――。

 オリンパス問題をスクープした月刊FACTAは、最新の12月号で粉飾の「全容」を報じた。

Next:オリンパス社外取締役が「飛ばしに関与」の絶望...

ページ: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 /

バックナンバー

BP社がセレクトした
最良商品をご案内

『日経トレンディネット』で紹介
匠が生んだiPhone・iPad2ケース

selection-item-02

燕三条の匠が生んだアルミ製ケース。iPhone用は薄さ0.8mmでブラスト加工、アルマイト処理をほどこし、iPad2用は使用時に裏面、移動時にディスプレイ側に付け替えられる逸品。いずれもBP社のみの先行発売品です。



Bizアカデミー
Good Doctor Net 21世紀医療フォーラム 良い医者、良い医療を創るプロジェクト メンタルヘルスとリワーク うつ病治療と復職支援を考える
日経BPニュース&マガジン スマホ版誕生!!
日経BPビズボード 日経BPデータボード