2011年11月14日に、内閣府から7-9月のGDPが発表されました。今回、前半ではこのGDPの数字を見ながら、どの要素が伸び、そして減速したのかを分析します。その上で、新しい指標から見える懸念材料についてお話ししていきます。
後半では、日本経済の今後を考える上でも無視できない欧州の金融不安、特にイタリア経済について話を進めます。金利が上昇し、危険水域に入っているイタリアですが、忘れてはならないのが、この国はギリシャの7倍の経済規模を持っているということです。
7-9月のGDP、伸びても手放しでは喜べない
まず、国内の2011年7-9月のGDPから見ていきましょう。
実質年率でプラス6.0%、名目でプラス5.6%という数字が出ました。これについて私の知っている経営者たちに話を聞いてみたところ、ほとんどが「意外と伸びた」という印象を持っているようでした。
確かに、予想や感覚よりいい数字が出たと思った人が多いとは思うのですが、ここで注意しなければならない点があります。それは、日本のGDPは前四半期比年率換算だということです。前の四半期と比べての伸び率なのです。今回発表された2011年7-9月の伸びは4四半期ぶりの増加だと報道されていますが、その通りではあるものの、楽観視はできません。





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