MBA(経営学修士)を取ればお給料が上がったり、転職に有利になったりするのでは?――MBAに対して憧れを抱いている人は多いと思います。私自身も20代の頃はそうでした。果たしてMBAはキャリアアップに有利なのでしょうか。
この連載では女性にとっての働き方とお金について考えてきました。今回はMBAを取得した人や断念した人たちに伺ったお話を元に、その費用対効果について考えていきたいと思います。
国内ビジネススクールで取得した長沢さん
会社員の長沢守さん(33歳・仮名)は働きながら国内のビジネススクールでMBAを取得しました。いずれ自分で事業をやりたいという思いから経営を学びました。
スクールに掛かった費用は約400万円、通っていた2年間は膨大な時間を勉強に費やしました。平日の夜は週4回、土曜日は1日中、そのほかに予習復習と寝る時間も惜しんで勉強に時間をつぎ込みました。
しかし、MBAを取得したからといって勤務先でのお給料は上がりませんでした。また、ビジネススクールで学んだことは、起業のためというよりも大企業でのマーケティングなどアカデミックな内容でした。長沢さんはしっかりとした目的を持って入ったのですが、授業の詳細までは入ってみないと分からなかったそうです。




