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「共創マーケティング」の時代へ~「ソーシャル」で激変する市場戦略~ビジネス

第5回 スタバ、ナイキ、ユニクロやベネッセなど、顧客と新次元のコラボレーションに取り組む理由とは(3/6ページ)

2011.11.14

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ブランド構築活動(価値を生み出す活動)のコラボレーション

 いくつか具体例を挙げてみよう。米スターバックスが実施する「My Starbucks Idea」(顧客から会員サイトでサービスアイデアを募って改善していく)や米DELLの「Ideastorm」(ユーザーサポートコミュニティの発展したかたちで、ユーザーの要望を投稿してもらい、投票でランキングが高いものを検討・実現していく)などは有名な事例で、ソーシャルメディアの特性(対話性や参加者による投票/選抜など)を生かしたコラボレーション型のマーケティングプロセスを実現している。

 日本の無印良品の「くらしの良品研究所」なども、顧客からのアイデアやフィードバックを重ねながら商品開発プロセスを進めていく取り組みとして知られている。また、最近ではMROC(Marketing Research Online Community)などのように、オンラインコミュニティの活用で生活者と直接対話しながら商品開発インサイトを得るような仕組みも徐々に普及しつつある。

 ただし、商品開発に何らかのかたちで顧客が参加すること自体は従来から行われており、それ自体は目新しいものではない。いま注目されるのは、ユーザーが製品使用体験を共有したり、自己実現を支援するような参加型プラットフォームを通じて、ブランド構築活動のコラボレーションを行っていくような取り組みだ。

 本質的に企業の提供する製品サービスの価値は、顧客が利用することによって生まれるものであり、顧客の一人ひとりの体験や課題解決を通じて個別に生み出される「共創的」なものだからだ。

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