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ロジカルシンキングの達人になる

【107】対立から共創へ持って行くための思考

〜映画「インビクタス/負けざる者たち」に学ぶ〜

Associe

 ここ数年、ロジカルシンキングの用途として僕は、「共創」(力を合わせること)に注目しています。「ロジカル」というと「批判的」とか「相手を叩きのめす」イメージがあるかもしれません。しかし今の世の中には既に批判や叩くことがあふれています。

 一方で、社会もビジネスもいろいろな意味で困難な状況にあります。そして立場による意見や温度の違いが大きいことが増えてきました。このような状況では、どうすれば力を合わせられるかを考えるためにこそ、論理思考を活用するべきだと思うのです。

 今回はそんな目的のための題材として『インビクタス/負けざる者たち』という映画を紹介したいと思います。この映画は、1995年のラグビーワールドカップで優勝した、南アフリカ代表チーム「スプリングボックス」を中心に展開します。あまり知られていないことですが、実はこの「奇跡の」優勝の陰には、南アフリカ共和国初の黒人大統領であるネルソン・マンデラ氏の力がありました。

 まだまだ国内は不安定で内戦になる恐れもあると言われた時に、なぜマンデラ氏はラグビーに注目したのか。どうして国の恥とまで言われたチームが快挙を達成できたのか。映画はこれらの疑問に答えを提示しています。

 ここまでを読んで何かかなり重たいものを感じている人もいるかもしれません。実際、そういう面もあります。しかし同時に(論理思考をしなくとも)希望と勇気を感じさせてくれる映画でもあります。

(ここから先は多少、ネタバレ的な部分もあります。読んでからでも十分見る価値があると思いますが、まっさらな状態でまず見てみたいという方は、一度見てから読まれるとよいと思います)

希望への道がいかに始まったか

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