少し前の話になりますが、台風15号が首都圏を襲った時、多くの電車が止まり、帰宅ラッシュに大混乱を起こしました。読者の皆さんの中にも長い時間かけて帰宅された方もいると思います。
この時、ある友人がFacebookで「台風が夕方来るだろうことは十分間に合うタイミングでわかっていたのに、どうしてこんなことになっているんだろう?」と書いていました。「確かに」と思います。しかし一方で、自分自身、少し状況が違っていたら同じ事になっていただろうとも思います。
そしてここには、人間の判断の癖から、我々のビジネスのやり方の方向性まで、興味深い示唆が隠れていると思います。そこで今回は台風による帰宅難の背景について考えてみたいと思います。
この日9月21日、気象庁は早い段階から、非常に強い台風15号が高い可能性で本州に上陸すると最大級の警戒を呼びかけていました。またその前日には名古屋市で100万人以上に避難指示・勧告が出る事態になっていました。
実際台風は午後2時頃に浜松市に上陸、最大瞬間風速は60メートル。中心の南東側150キロ以内と北西側70キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっていて、同日夕にも関東地方に接近する見込みと伝えられていました。
そんな中、企業によっては午後早い時間に帰宅を促していましたが、指示が夕方近くになった企業も多くありました。午後4時前後を中心に次々と首都圏の電車が運行を停止、主要駅には人があふれかえる事態となりました。





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