車内で走り回る子ども、座り込んで話す若者
皆さんは、電車やバスの中で、登下校中の子どもたちと遭遇したことはありますか?私はあります。毎回、驚くべき光景を目の当たりにします。たとえば、まるで運動会のように走り回る。傘やタオルなどを振り回し、周りの人にそれがあたっても知らぬ顔。子どもたちばかりではありません。床に座り込む、大声で昼間から卑猥な話をする学生たちなども。相手が不快な表情をしても、もちろん謝ることなどしません。Eメールやインターネット、ゲームに慣れ親しんで育つ現代の子どもや若者たちが、このように人との対面コミュニケーションにおいて、元気に大声で会話したりすることは、喜ばしいことなのかもしれません。しかし、このような光景に遭遇した人たちは、何をどのように感じるでしょうか?
ビジネスマナーの大前提
アンケートに寄せられた皆さんからの声の中に、日頃、職場で言われるビジネスマナーや新人研修で覚えたビジネスマナーの内容は、日常生活に役立たないし、ましてそれを子どもに伝える気にならない、というご意見がありました。皆さんの「ビジネスマナーとは何か?」に対する答えがここに表れており、大変有り難いご意見でした。おそらく、『名刺交換の仕方』『お辞儀の仕方』など、まだまだビジネスマナーはこういうときにはこうする、こうしなければならない、という形式として捉えられているからでは…と思います。
以前お伝えしたとおり(「協力的な職場をつくる会話術」)、ビジネスマナーとは、ビジネス上のマナー。文字通り、ビジネスと、マナーが合体したものです。そもそもビジネス(=仕事)とは何か? を考えると、給与の対価として、“物事、人事にお仕えをする”ことでした。そして、マナーとは何でしたでしょうか? マナーとは“相手の立場に立つ”ことです。




