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香山リカ 「アフター311」――震災後の社会マインド――ビジネス

香山リカ:実の姉妹が「被災地支援の海産物」で大もめ ――原発事故「ストレス三重苦」が生む「洗脳寸前ジャパン」(1/6ページ)

2011.09.01

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京都の送り火「是非」で人間関係「破綻」

 最近、診察室で、あるいは身のまわりで、「親しい人と決裂してしまった」という話をやたらと耳にする。きっかけはいろいろだが、原発事故による放射性物質の問題に対するスタンスが関係がしている場合が少なくない。

 わかりやすい例を挙げれば、先日、大きな問題になった「京都の五山送り火」。

 その件を話しているうち、ひとりは「陸前高田で松を集めた人が気の毒。京都も燃やしてあげればいいじゃない」と言い、ひとりは「なに言ってるんだ。放射性物質が飛散することになったらどうするつもりか」と主張する。

 他の話題であれば「まあ、いろいろな考え方があるよね」と違いを認め合ったまま話が終わるところだが、この件に関してはお互い譲ろうとしない。

 しかしいくら議論したところで、科学的知識が互いに欠如している場合、「危険なのか、そうでもないのか」という問いに対する答えが出てくるわけでもない。

 その結果、気まずい雰囲気がいつまでも続き、「もう会わない」ということにもなる。

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