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田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:「社会党の麻生太郎」こと松本龍氏の辞任劇(1/5ページ)

2011.07.07

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 被災地である岩手県と宮城県での発言を批判され、松本龍復興担当相は5日午前、菅直人首相に辞表を提出した。復興担当相就任から9日目で辞任という事態になった。

松本氏もチヤホヤされて育ったお坊ちゃん

 私は今回ほどマスコミの底意地の悪さを感じたことはない。マスコミの差別意識のようなものさえ感じた。

 「知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けない」「県で(漁港再編問題の)コンセンサスを得ろよ。そうしないとわれわれは何もしないぞ」といった松本さんの発言を、マスコミは「上から目線」だとか、すべて命令口調だといって批判した。

 また村井嘉浩宮城県知事との会談の際、応接室に待たされたことについて、「お客さんが来るときには、自分が入ってからお客さんを呼べ。長幼の序がわかっている自衛隊ならやるぞ」と言った松本さんの言葉を取り上げ、村井知事を「叱責した」と新聞は書いた。

 私の親しい人が言っていたことだが、「松本さんは、自民党で言えば麻生太郎氏のような存在」なのである。麻生さんは吉田茂の孫。松本さんは、部落解放運動を指導し、衆院議員や参院議員を務めた松本治一郎の養孫。ともに家柄がよく、周囲からチヤホヤされて育ったお坊ちゃんだ。誰も彼らに文句を言う人はいなかったのである。もともと社会党の議員だったことから、松本さんは「社会党の麻生太郎」と呼ばれることもある。

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