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【29】レオーネ・ツーリング・ワゴン(昭和62年) ワイパーを動かすと4WDになったスバル初のエステート (1/3ページ)

2011.05.20

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ジープ・タイプの後継「ツーリング・ワゴン」

スバル・レオーネ「ツーリング・ワゴン」は、スバルお得意の4WDメカニズムを採り入れたエステート。スバルらしい1台だった。
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 すべてのブランドがおしなべて個性的でないといわれる昨今のわが国産車の中で、とりわけメカニズム的に見たときに、スバルの存在は際立っている。いうまでもなく、水平対向エンジンによる4WDを採り入れた乗用車は、長くスバルのみが確立したスペックのようにいわれてきた。

 その主流というべきモデルとしてスバル・レオーネの名前が挙がるのだが、今回、一般的な4ドア・サルーンでなく、ツーリング・ワゴンを採り上げたのには訳がある。ニッチ・マーケットという言葉がまだ一般に認知されていないころから、スバルは独自の技術、スペックを武器にニッチなモデルに輝きをみせていたように思う。

 スバル360にはじまる「軽」自動車によって乗用車生産に乗り出したスバルは、1965年に小型車、スバル1000を送り出す。水平対向エンジン、前輪駆動という独自の世界を作り上げ、登場と同時にその名は広く知れ渡った。特に技術系のユーザーは、その独自のメカニズムに大いなるシンパシーを感じたという。それに続くスバルの打ち上げたインパクトが4WDであった。まだ4WDはいわゆるジープ・タイプのオフロードを走るもの、と思われていた時代、すなわち1972年に、初の4WD車レオーネを発売したのである。それは、さすがにサルーンではなく5ドアのエステート。つまり、そのルーツの直接の後継に当たるスバル・レオーネ「ツーリング・ワゴン」を紹介しよう、というわけである。

著者:いのうえ・こーいち

理工系大学院修了。日本写真家協会(JPS)、日本写真作家協会(JPA)会員。
主な連載誌は、小学館「ラピタ」、日本カメラ社「日本カメラ」、エイ出版「東京生活」、サドルシューズ「ミニフリーク」など。クルマをはじめとして、乗り物全般を愛好する。著書には「客車好き」(JTBパブリッシング)、「ぼくの好きな時代、ぼくの好きな車たち」(エイ出版)、「クルマ好きはやっぱりフェラーリが好き」(二玄社)、「アルファ156」(経林書房)、「世界の自動車100点」(講談社)、「世界の名車」30巻(保育社)、「男の鉄道ホビイ」(エイ出版社)などがある。
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