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【24】スズキ・アルト・ワークスRS-R(昭和62年) 高性能に必要なものはなんでも採り入れたバブルが生んだスーパー「軽」(1/3ページ)

2011.05.13

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バブルが「軽」にも押し寄せた

スズキ・アルト・ワークスRS-Rの挑発的なアピアランス。基本は「軽」そのものの2ボックスだが、スポイラー、レタリングなどで武装
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 DOHC、1気筒あたりバルブ、インタークーラー+ターボ・チャージャ、水冷式オイル・クーラー、電子制御進角システム、電子制御フューエル・インジェクションなどを装着して、実に117.8PS/Lという驚異の比出力。80PS/Lで高性能、100PS/Lはレースカー級といわれていたような時代だから、そのパワーは一気に突き抜けていた。それで、扁平タイヤを履いた四輪をフルタイム4WD駆動する…。

 それがスズキ・アルト・ワークスの名前を一気に人々に知らしめた。スズキ・アルトというのはスズキの「軽」の中心モデルとして好調な販売をつづけていた。ということは当時「軽」のトップ・ブランドを死守していたスズキだから、アルトはわが国を代表する「軽」のひとつだった。

 そのアルトに「ワークス」仕様と銘打って、超高性能版を送り出したのは、たとえばダイハツ・リーザなどとのパワーウォーズの結果、というものでもあった。思い起こせば妙な時代だった、といえるかも知れない。1980年代後半、バブルが「軽」にも押し寄せたというようなものであった。

著者:いのうえ・こーいち

理工系大学院修了。日本写真家協会(JPS)、日本写真作家協会(JPA)会員。
主な連載誌は、小学館「ラピタ」、日本カメラ社「日本カメラ」、エイ出版「東京生活」、サドルシューズ「ミニフリーク」など。クルマをはじめとして、乗り物全般を愛好する。著書には「客車好き」(JTBパブリッシング)、「ぼくの好きな時代、ぼくの好きな車たち」(エイ出版)、「クルマ好きはやっぱりフェラーリが好き」(二玄社)、「アルファ156」(経林書房)、「世界の自動車100点」(講談社)、「世界の名車」30巻(保育社)、「男の鉄道ホビイ」(エイ出版社)などがある。
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