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ゆとり世代、業界の大先輩に教えを請うビジネス

漫画家のいしかわじゅんさんに聞く(前編)「知らないことってゼロからスタートできるじゃない、それが楽しい」(1/9ページ)

2011.04.15

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(構成・文/加藤レイズナ 企画/アライユキコ

 ゆとり世代のフリーライターが、業界の大先輩たちに教えを請うインタビューシリーズの第二シーズン。第2回の登場はいしかわじゅんさん。漫画家でありつつ、小説、テレビ、映画、CM出演などさまざまな顔をもつ異能の人に、震災時に夥しい数の本が雪崩を起こしたあとも生々しい仕事場にうかがってのインタビュー。どうしてそんなにいろんな分野で活躍できるんですか?

少しずつでも経済を回せばいい

いしかわじゅん/1951年2月15日生。愛知県豊田市出身。明治大学商学部卒。漫画家、漫画評論家、小説家。1975年トヨタ自動車(当時のトヨタ自動車工業)に入社。1976年退社。その後、ぶんか社(当時の日本文華社)に原稿を持ち込み漫画家デビュー。漫画だけでなく、小説、テレビ、映画、CM出演など様々な分野で活躍。著書に『ファイアーキング・カフェ』(光文社)『秘密の本棚』(小学館クリエイティブ)『漫画ノート』(バジリコ)など。過去の主な出演番組に「BSマンガ夜話」(NHK・BS2)がある。現在は「真相報道バンキシャ!」(日本テレビ)のコメンテーターも務める。様々な習い事をしていて、2年半前から書道を始めた。50歳の時にブラジリアン柔術も習っていたけど、五十肩がひどくなり肩を動かせなくなったので、やめてしまったそうです。

――小学校のころは将来の夢がなくて、文集にもちゃんとした夢を書けなかったというエピソードを読みました。

いしかわ いや、夢が無かったということじゃなくて、自分の将来像をその時点で思い浮かべられなかったということなんだけどね。でも同級生たちに聞いてみたら、みんな看護婦さんになりたいとか消防士になりたいとか、ちゃんとなりたいものがあるんだよなー。

――いしかわさんは〈科学者になってロケットを宇宙に飛ばしたい〉なんて、大人が喜びそうなことを書いた、というのが面白くて。

いしかわ みんな子供なりにちゃんと将来というものを考えてて凄いなあと思ったよ。

――僕も小学校の卒業文集で将来の夢について書かされたんですけど、夢なんて無かったので、適当に書いたんですよ。だから同じだーって共感しました。

いしかわ いや、全然同じじゃないと思うけど、どういうことを書いたの?

――とりあえず高校か大学を卒業したら、フリーターになって遊園地で着ぐるみのバイトでもしているだろう、って。

いしかわ それ夢が無さすぎだよ。無いにもほどがある!(名刺を見て)レイズナってのはなに?

――「蒼き流星SPTレイズナー」という20年近く前のアニメから取っているんですよ。もともとはハンドルネームで……。

いしかわ ふーん。アニメは見ないからなあ。

――嫌いですか?

いしかわ アニメじゃなくて、いわゆるアニメ画が嫌い。あ、さっき話に出てた地震の直後の仕事場風景見る?(パソコンの前へ)。見事に雪崩れてたね。

――膝の高さくらいまで本が……うわ、すごい、雪崩ですねえ。これ掃除するの大変じゃなかったですか?

いしかわ 半日仕事だったね。まだ全然元通りになっていないんだけど。

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