<今週のロス女>
年齢:30歳
男性関係:未婚
仕事:弁理士事務所の事務職
年収:450万円
家族構成:一人暮らし
弁理士事務所で事務をしているという山田恭子(仮名、30歳)と出会ったのは、ある立食パーティーの席だった。ニコニコしていて感じが良かったので声をかけると、自分の出身地のことを楽しそうに話してくれた。生まれも育ちも東京多摩地域で「ふるさと」と呼べるような場所がない僕は、ご当地自慢話に弱い。すぐに携帯番号を交換。住んでいる場所が近いこともあり、再会の約束をしてその場は別れた。
数カ月後、本連載に登場してもらうことを思いたち、久しぶりにメールを送った。「別にいいですけど、私なんかで大丈夫ですか? 彼氏もいないし…」との返事。「いいですけど」という積極性と「私なんかで大丈夫?」という謙虚さの組み合わせが僕好みである。日本人はこうでなくちゃ!
中央線沿いのダイニングバーでワインを飲みながら、東京での一人暮らしは12年目だという山田の話を聞くことにした。
「10年つきあって同棲すらナシかよ!」
大宮(以下、O) 彼氏、いるんじゃなかったっけ?
山田(以下、Y) いえ。去年の春先に別れたんですよ。大宮さんと会ったころに一時的にヨリを戻したんですけど、「やっぱり結婚は無理」と言われて別れることにしました。
O 興味深い! いや、失礼。どんな彼氏だったの?
Y 学生時代のバイト先で出会って、10年間も付き合ってきた7歳年上の人です。ずっとバンド活動をしていたのですが、ライブには一度しか行ったことがないんです。誘ってくれないので、「あまり活動が順調じゃないのかな?」と遠慮して聞けませんでした。今は普通にサラリーマンをしています。
O どんなところが好きだったの?
Y すごく話が合うんです。ふざけた話もできるし、スポーツ観戦の趣味も合うし、政治や環境問題みたいな真面目な議論もできる。嫉妬で行動を制約したりはしない。私は旅行も好きなので、気が向くと一人で海外旅行に出かけます。そんな自由な私を面白がって受け入れてくれました。かといって、ほったらかしでもありません。ちゃんと連絡をくれる。結婚してほしかったのに…。
O そうか。彼はいい友だちでもあったんだね。
Y はい。今でも友だちです。35歳までに私が結婚できなかったら、ヨリを戻すことを目論んでいます。






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